そもそもジンバルロックってなんだろう?
ここからようやくジンバルロックの話をします。 回転のXYZ軸に順番があるというのは、つまりこういう状態が起こりえるということです。
この状態のことをいわゆる、ジンバルロックと言います。ふたつの軸が重なり合って、軸が一つ減ったような状態ですよね。本来ならこうなると、軸が無い方向には動かす事が出来ません。ただし、前項で書いた通り、Mayaでは、ここで仮想の軸を使用することが出来ます。
先程のジンバルという表示は、グラフエディターに忠実でしたが、その他、オブジェクト、ワールドなどの 表示方法があり、この2つであれば、仮想の軸を使うことになるので、(見た目上は)動かせなくなることは ありません。
このように、実はジンバルロックの問題は簡単に解決してしまうのですが、見た目だけ一時的に直して アニメーションをつけていくと問題は後になって出てきます。大きな2つの問題が出ます。
1、回転が360度を超えてしまう(一回転してしまう)
アニメーションを進めていくうちに、腕などの動きがおかしいことに気づいて、こんなことになります。
ただし、この場合は直し方は簡単で、グラフエディターから、Curves→Euler Filterで、オイラーフィルターというものをかけると、この360度越えた部分を元に戻してくれます。これだけで解決します。
コメントを残す