海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。 みなさんはキャラクターのポーズを作る時に”単純と複雑”というルールの事を聞いたことが ありますか?
ポーズを左右、もしくは前後2つに割って、片方を単純に、もう片方を複雑にするというポーズを作る時のルールです。
今日は、
自分のポーズをもっと魅力的に作りたい・良いポーズを作る為のルールを知りたい
という人の為に、”単純と複雑”について僕が知っている事と普段から心がけていることをまとめてみます。
まずは、そもそもどうして、単純と複雑にするのか?理由としては、単純と複雑の対比を入れることで、ポーズ中で「ここを見てほしい」という部分をわかりやすく伝えられます。そのため、前提としてポーズの中で何を伝えたいのか?と、どういう部分を見せたいのか?という部分しっかりと理解しておくことが必要です。
単純と複雑にはそれぞれ役割があって、、、
ちなみにこの単純と複雑のルールは手などのポーズの一部分の場合にも当てはまります。
最後に、この単純と複雑をポーズの中で作るときのコツがあります。 それは、単純=ストレッチ、複雑=スクアッシュとも言えるので、体のどの部分が伸びて(ストレッチして) いて、どの部分が潰れて(スクアッシュして)いるか考えると考えやすくなります。
[…] CGアニメーター向けすぐに使えるメモ12(単純と複雑) […]