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CGアニメーター向けすぐに使えるメモ52(慣性の法則)

海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。今回は、

「慣性の法則」

という中学でならう物理法則について説明していきます。

慣性の法則とは、アニメーションにおいてとても重要な物理の原則のひとつです。 簡単に説明すると、動いているものは動き続けて、止まっているものはその場にとどまり続けようとする力 のことです。これは実はアニメーションのルールの中では、フォロースルーやオーバーラップ、ドラッグ と言ったりします。慣性の法則自体はかなり日常的に体験する場面が多いと思うので、感覚的に理解 している人が多いと思います。

ただ、それをアニメーションに応用する時には、しっかりと理論とルールを理解しておかないと、上手く作ることは出来ません。今回は、簡単な作り方のポイントを書いていこうと思います。

基本的には、”動いているものは動き続けて、止まっているものはその場にとどまり続けようとする力” というルールを表現すればいいわけです。

つまり、 ①動き出し ②止まるところがポイントになるわけです!

ピンクのキャラクターがカートに乗っているアニメーション

例として、ピンクのキャラクターがカートに乗っているとします。 まずはキャラクターはそのままカートと一緒に動きます。

動き続ける動きと、とどまり続ける動き

次に、動いているものは動き続けて、止まっているものはその場にとどまり続けようとする力なので、 その場で止まっている動きと、動き続ける動きのバージョンを作ってみます。

先端部分だけ動きを合わせていく=慣性の表現

今度は、その動きを元にして、この場合は特に先端部分だけ、とどまった場合と動き続けた場合の動きに、 合わせていきます。 この”合わせていく”というのが実はとても大事なポイントになります。カートと同時に加速または減速すると 慣性が働いているように見えません。

ふたつを合わせる

最後に二つを合わせるとこんな感じになります。

ちなみにこの理論を使って、この動きを逆にすると振り子の動きになります!良ければ、揺れものの動きの作り方について書いた記事も参考にしてみてくださいー

 

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