アニメーションエイドってなんですか?

CGアニメーター向けすぐに使えるメモ34(リファレンスの撮りかた)

こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。

アニメーションを作る時にカメラの前で動いたり、 演技したり、うまくリファレンスを使えるようになりたい

という人の為に、リファレンスを撮る時のコツについて少しお話します。まずいわゆるリファレンスというのは、アニメーションを作るときの参考に使う動画のことをいいます。多くの場合にはアニメーター自身がカメラの前で動いたり演技したりすることが多いです。最近のCGアニメーションは動きや演技のクオリティがかなり求められるので、リファレンスを上手く撮ることも大事だったりします。よくいいアニメーターは同時にいい役者である、とかも言われたりします。

今回はリファレンスを撮る時に個人的に気をつけているポイントを5つにまとめてみました。参考にしてもらえるとうれしいです!

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ちなみに僕の場合はリファレンスは全てiPhoneで撮っています。容量の大きさが十分にあることといつでも手元にあること、そしてiMovieを使って簡単な編集(スピードを変えたり、2つのカットを繋げたり)も出来るので便利だからです。

①作るアニメーションのカメラアングルと合わせる

まずはカメラをなるべく自分のショットと同じカメラアングルで撮るようにしましょう。 柱などにも巻きつけられるgorillapodなどの三脚を使うのがオススメです。

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カメラアングルによって出来なくなってしまう演技(カメラアングル的に右手を上げたら顔が隠れてしまう、、、など)や、逆に新しい発見もあるので、できる限り自分のアニメーションと同じカメラアングルでリファレンスは撮りましょう。

②小物などは実際に用意する

何か持っていたり(特に重い物)する時には、かならず本当に用意しましょう。 何かを持っている時や、物体と接触がある時の体のバランスの変化は、フリでは絶対に表現出来ません。結果的にアニメーションで違和感を残してしまいます。 もちろん用意する小物は代用品で大丈夫です、杖ならモップなど。笑

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出来たら小物以外で背景の物も準備出来たら準備しましょう。壁や机に触るなど、キャラクターと環境の接触は世界観の説得力を作る上でかなり大事になってきます。

③キャラクターのサブテキストを考えましょう

セリフの有無に関わらずキャラクターの動きや表情や、アクションには必ずそこから伝わってくる言葉(サブテキスト)があります。観客はその言葉(サブテキスト)を感じてストーリーを理解したり、キャラクターの心情を理解して共感します。自分がやっているアニメーションでは何を一番伝えないといけないのか?はしっかり理解して、伝えるために必要な言葉(サブテキスト)を考えて、その言葉(サブテキスト)が自分の動きから伝わってくるか確認します。

サブテキストについてここではざっくりとした説明だけに留めているので、詳しく知りたい方はサブテキストについて書いた記事も参考にしてみてください。

​​CGアニメーター向け サブテキストの正体
注意
もちろんこれは僕のやり方なので、演技がとてもうまい人であれば、カメラの前でアドリブで動いてもいいと思います!ただし、その場合でもアニメーションの中で何が求められているのか?以下の簡単な質問の答えくらいはざっくりと頭に入れておきましょう。

  • どういう性格?
  • どういう感情?
  • 周りに何がある?
  • 周りに誰がいる?
  • 何を求めている?
  • 相手のキャラクターとの関係性は?

⑤何テイクかパターンを変えて撮ってみましょう

自然でしっくりくる演技が出来るまで何回も撮り直しましょう。 一発目でいいものが撮れる事はあまりないので、カメラはずっと回しながら何回か撮るのがおすすめです。あと大体一番最初に思いついたアイディアは結局誰でも思いついてしまうベタな演技になりがちなので、なるべく避けましょう。


読んで頂いてありがとうございました!少しでもお役に立てていたらシェアしてもらえると嬉しいです!

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