こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。
髪の毛や、しっぽ、振り子など揺れもの動きってどうやって作ればいいの?
という人の為に今回は、振り子の動きについてまとめてみます。揺れものの動きはかなり難しいですが、間違いやすいポイントを抑えておくだけでかなりそれらしく見えます。今回はそんな間違いやすいポイントと、重要なポイントだけ抑えてみました。
またアニメーション用語のまとめとして、今回は3つの専門用語が出てきます。「ドラッグ」「フォロスルー」「オーバーラップ」です。それぞれ基本的はひとつの動きのことを指しているので、それぞれの言葉を具体的に差別化して覚える必要はそこまでないかも知れないですが、それぞれどういう場面でどういう意図、ニュアンスで使われるのかも確認してもらえたらと思います。
今回は、揺れものの動きの途中と動き出し、方向が変わる部分で分けてそれぞれポイントをまとめてみようと思います。
①動きの途中
先端の動きは根本の動きに比べて、遅れて動きます。この動きのことをアニメーション用語で、ドラッグといいます。
②動き出し
動き出しの時には先端はその場に留まろうとします。根本の動きの元となる部分がすでに止まっていても、まだ先端が動き続けていることを、アニメーション用語でフォロースルーといいます。
③動きの向きが変わるとき
向きが変わる時には、根本と先端で動きの向きが変わる部分を作るといいです。根本と先端でタイミングがずれることをオーバーラップといいます。
ただし、これは動きのスピードや先端のものの重さなどによるので、状況によっては向きは変わりません。
最後に、この揺れものの動きに関して、実はCGワールド オンラインチュートリアルで講座も販売しています。もし良かったら、こちらもチェックしてもらえたら嬉しいです。
参考 AnimationAidが教える「しっぽと振り子のアニメーションのつくり方」CGワールド オンラインチュートリアル
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