こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。
CGアニメーションのレイヤードアプローチというアニメーションの作り方について知りたい
という人の為に、今回はCGアニメーションの作り方のひとつ、「レイヤードアプローチ」というものについてお話します。
レイヤードというのは、そもそも階層や層という意味です。つまり、層を重ねていくように作っていくのがレイヤードアプローチです。分かりやすく言うと、ピラミッドのように一番ベースになるアニメーションを作ったあと、そこを元にしてそこから影響が大きい順にアニメーションをつけていくイメージです。
注意
何がベースになるかは、どういうアニメーションかによって変わってきますが、全身のアクションのアニメーションであれば、腰がベースになることが多くて、カメラに近くて上半身だけでキャラクターの演技がメインであれば頭がベースになることもあります。実際のレイヤードアプローチ作例
今回の作例のアニメーションでは、最初にピラミッドの基礎となる頭のアニメーションを作って、次に、首、肩、胸、顔という順でアニメーションをつけていきます。
注意
ちなみにひとえに顔と言っても、顔の中でまずは基礎となる目のアニメーション作って、その目に合わせてまぶた、眉毛、口というように、ここも同じくベースの動きを作って、そこを基準に内から外へのレイヤードアプローチでアニメーションを重ねていきました。では、次のページから実際にそれぞれの段階を追った作例を書いていきます!
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