海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。
みなさんは”まばたき”のアニメーションを作ったことがありますか?シンプルな動きですが、しっかりと作ろうとするとかなり難しいのが”まばたき”です。今回は、、、
まばたきのアニメーションをもっとリアルに作りたい
という人のために、僕が普段から気をつけているポイントをまとめてみたいと思います。
①いつ”まばたき”すればいいのか?
”まばたき”はランダムに入れればいいわけではなく、入れるべきタイミングがあります。
- 頭、視線が動く時
- 思考が働いている時
- 何かをじっと見つめている時
などなどあります。
MEMO
また、緊張していたりすると、”まばたき”の数が多くなったり、集中しているときは少なくなったり、”まばたき”の回数で伝わることも沢山あります。②開くより閉じる時を速く
まぶたは開くより閉じる時の方が速く動きます。毎回必ず当てはまるわけではありませんが、一番普通の瞬きの場合は、
くらいの感覚で作ることが多いです。
③下のまぶたも動かす
”まばたき”は、上のまぶただけで動きをつけてしまいがちですが、20%〜30%くらいは下のまぶたの動きも入ります。
④まぶたとのつながり
眉毛や頬など目とつながっている筋肉の動きも入れます。少しでも動きががあると顔の筋肉の柔らかさが伝わります。
MEMO
”まばたき”は、まぶただけの動きですが、 その動きは、眉毛、頬、鼻、 口角まですこしづつ影響が 出ます。⑤白目に注意
白目だけになるフレームが無いように注意しましょう。瞳の部分もまぶたと一緒に動かして、白目のフレームを無くします。
⑥目を閉じたフレーム
目を閉じたフレームから1フレーム保持して、下に下げます。
目を閉じたら、1フレームくらいは閉じたポーズを維持したほうがいいのですが、全く同じポーズではなくて、 目を閉じたラインが、上のまぶたに押されて少し下に下がるイメージで下げるといいです。 力が入った感じを出すために目をスクアッシュ(潰す)こともあります。
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