こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。
アンティシペーションってなに?どうやって使えばいいの?
という人の為にアンティシペーションについてまとめてみます。アンティシペーションというのは、日本語で言うと予期動作/予備動作のようなものです。一つの動きが起こる前にその動作の方向とは逆の方向に動くことをアンティシペーションと言います。
アンティシペーションの役割としては、大きく分けて2つあります。
1、動きの自然な仕組みとして、リアルに見せるため
2、観客に次に何が起こるのかを予測させるため
2つ目の、「何が起こるのかを予測させる」というのは、実はかなり大事です。 アンティシペーションが無くて、特に急に速い動作(アクション)が始まってしまうと、観客は動作を見落としてしまいます。これ逆に利用して、とても速い動きを作るときには、実はしっかりとアンティシペーションのポーズを入れておけば、どんなに速く動かしてもお客さんはある程度は見落とさずについてきてくれます。
更にアンティシペーションの大きさは動作(アクション)の大きさに比例します。つまり観客は、アンティシペーションの大きさをみて、次の動作の大きさを予想してしまいます。大きい動作には大きいアンティシペーションを作るようにしましょう。
ではみなさん、読んで頂いてありがとうございました。もし少しでもお役に立てていたらシェアしてもらえると嬉しいです!
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