こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。
僕はずっと海外で生活したり、海外の美大に通っていたり、海外で仕事をしていたりするので、アニメーションエイドのクラスや講演などで良く聞かれるのがこの「英語の勉強法」だったりします。
今回は英語に関する記事の2回目ということで、まだ最初の「前提編」の記事を読んでいなかったら、先にそちらを読んでおくのをおすすめします。なぜなら、今回の記事は、前提として勉強した方がいいことがあるのは分かったけど、それでもまずは英語の発音をどうにかしたい!や、近いうちに海外生活が始まるから英会話をどうにかしたい!という人に向けて書いているからです。
英語の発音のキーワードは、「カタカナ英語からの脱却」と「舌の筋トレ」です。
今回のこの発音に関する記事は、実は僕が中学生だった頃にやっていたことについて書いています。当時は英語の勉強と思ってやっていた事ではなかったのですが、思い返すと英語の発音にかなり役に立ったなと思います。
洋楽を使ってカタカナ英語から抜け出す方法
まず僕は中学生の時(今でもですが)ビートルズがめちゃくちゃ好きでした。かっこいいと思ってずっと聴いてました!!そしていつからか、ビートルズの曲をちゃんとネイティブのように歌えるようになりたいと思うようになっていました。ただ、当たり前ですが、僕は帰国子女でもないので英語の発音なんて全然だめです。それでもどうしてもかっこ良くビートルズを歌いたかったんですね。
ビートルズの曲の歌詞は割と簡単な単語が多い印象ですが、それでも中学生だったので知らない単語がほとんどでした。そこで、それでもちゃんと歌えるようになりたかったのでやったのが、「歌詞を聞こえたとおりに書き写す」です。
なんだそんな事かと思われるかも知れないですが、これ本当に出来ますか?やってみましょう。例えば僕の大好きなビートルズの「HELP!」この曲の最初の部分を聞いてみましょう。
(Help) I need somebody
(Help) not just anybody
(Help) you know I need someone
(Help)
この部分どうですか?聞こえた通りに書き写すと、
「ヘルプ、アイニードサンバディ、ヘルプ、ナッジャスエニバディ、ヘルプ、ユーノーアイニードサムワン、ヘールプ」
ですかね? いやいや、違いますよね。 正しくは、
「ヘウッアニーツァンバーリ、ヘウッナジャセニイバアアリィ、ヘウッヤノアニーサマアアン、ヘーーン」
です!笑 僕の耳がおかしい可能性ありますが、ふざけてるわけじゃなく僕には本当にこう聞こえます。少し再生して、戻して、少し再生して、戻して、しっくりくるまで何度も聴いては書き直しましょう。実際に中学校の時に買ったビートルズの歌詞カードには、カタカナのHelp!の歌詞をこんな感じに聞きながら書き写してました。
これって何の話だ?と思われるかも知れないですが、英語の発音の一番の敵はカタカナ英語です。英語の発音の練習の前にまずはこのカタカナ英語からの脱却を目指しましょう。Helpをヘルプ。Somebodyをサムバディ。って頭の中で意識しちゃった瞬間から英語の正しい発音なんて出来ないですよ。バンクーバーも同じで、Vancouverって最初バンじゃなくてベンですからね。ベンクーバーですよ。
僕が思うのは、カタカナ英語自体が悪い事とは思わないんですね。カタカナ英語でも本来の発音に近いカタカナ英語ならいいと思うんですよ。ウォーターメロンじゃなくて、ワーラーメロンなら通じますよきっと。
自分の固定観念にある英語の発音を無視して、聞こえた音を本当にそのまま書き写すんです。もはや英語の単語を言葉と思うのをやめましょう。
歌詞カードが出来たら、後は練習するだけです!家でもカラオケでもがんがん歌いましょう。笑
これで、カタカナとは言え、ネイティブレベルの発音で歌えるようになれば(わりと)正しい発音に近い音で発音出来るようになると思います。ただ、こんなので英語の発音出来るようになるか?と言われると、まだこれは第一段階だと思います。ここから次のステップも大事です!
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