アニメーションエイドってなんですか?

CGアニメーター向け すぐに使えるメモ3(コンタクトポーズ)

海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。

みなさん、コンタクトポーズというのを聞いた事ありますか?”力”を伝える為にとても大切なポーズの事を、コンタクトポーズと言います。

アニメーションでしっかりと”力”が伝わる動きを作りたい!もしくは、どうにもアニメーションで今ひとつ”力”伝わらない、、、という人に向けて、コンタクトポーズとは何かという事について簡単にまとめたいと思います。

コンタクトというのは、そもそも接触という意味なので、、、

コンタクトポーズは、「力が伝わる直前のポーズ」ということになります。

例1)壁を殴るアニメーション

例えば壁を殴るアニメーションがあったとします。すごい勢いで殴りたいので、AのポーズからBのポーズへすぐにいきたくなると思います。

ただ、これだと壁にぶつかった瞬間が見えないので、実はアニメーションで見たときに壁に力が伝わる感じが出ません。

そこで、AとBのポーズの間にコンタクトポーズを入れます。腕が壁に触れてはいますが、力はまだ板に伝わっていないのが分かると思います。“接触→力が入る” というのを順番で見せる事で、観客にわかりやすく”力”を伝えることができます。

例2)ウォークサイクル

ありとあらゆる動きの中で、コンタクトポーズはいたるところにあります。ウォークサイクルでは体重が乗る直前の、かかとが地面に接触するポーズがコンタクトポーズになります。

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