こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。
今日は僕のクラスでやっているクラス内でのポーズの添削を少しお見せしようと思います。 どのポーズもよく出来ているので、そこまで大きく直す事は無かったですが、キャラクターの性格や 感情、その場の状況などを生徒の方から聞いて自分ならこう直すという部分を話しています。
今回の添削でテーマを挙げるとしたら、
”ストーリーを伝える為にのポーズを作るにはどうしたらいいのか?”
などなどのトピックについて、クラス内でのアニメーションの添削をしながら話しています。結構面白い話もしていると思うので、特にキャラクターのポーズについて興味がある人の為にまとめてみました。
動画と簡単な動画内で触れられていることのまとめは以下です。
下に書いたブログの記事を見ながら動画を見てもらえると、もっと理解が深まると思います。
<ポーズA>
ポーズを作るときには、全体的にどこに観客の目を持っていくかを考えて大まかな形でポーズを捉えるのが大切です。 腕や足など、シルエットの外に出したほうが分かりやすいですが、その分そこに観客の目を持って行かれてしまうという事も頭に入れておくといいと思います。
<ポーズB>
「イライラ」と「むすっとする」実はサブテキストが少し違いますよね。力の入り具合が変わってきます。
サブテキストとは?
また、ポーズの伝えたい意図が緊張であれば緊張であるほど、ポーズを作る時に斜めの角度の線は使いません。斜めの角度の線は基本的に少しリラックスしているような印象になります。 なので、ここでは頭の角度をまっすぐに変えました。以下の記事も参考にしてみてください。
<ポーズC>
アンティックとは、アンティシペーション (予期動作/予備動作)という大きな動きの前に行う反動の動きになります。
この場合は棒を降るという事 だったので、振る方向とは逆の方向に動かした方がいいと言う話をしています。
また、アンティックは基本的に”予期”動作なので、メインのアクションより目立ってしまうと効果が薄れてしまいます。なのでこの場合には、次のポーズをイメージしてカメラから手を離して、次のポーズにダイナミックなポーズを取っておいた方がいい という話をしています。
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