こんにちわ、海外でCGアニメーターをやっている若杉(@ryowaks)です。
僕はずっと海外で生活したり、海外の美大に通っていたり、海外で仕事をしていたりするので、アニメーションエイドのクラスや講演などで良く聞かれるのがこの「英語の勉強法」だったりします。
この記事は、僕がまだ日本にいた時に海外に出る前にやっていた勉強法を元にして書いています。
英語の何が苦手ですか?
”将来海外に行きたくて今から英語の勉強するとしたら何から手をつけたらいいですか?”
みたいな質問を良くされます。皆さんはこの質問に対する一番の答えはなんだと思いますか?
個人的に英語学習に関してやっていた事はいくつかあるので、それを記事にして書いていきたいのですが、具体的な方法を書く前に、まずは昔を振り返ってみて、これは知っておいた方が絶対いいだろうなと思う英語の勉強に関しての前提の話をしようと思います。
そして最終的にさっきの質問への答えに繋げられたらいいなと思います。
英語というのは、そもそもテストとかでも分けられたりしていますが、大きく分けて
- ライティング(書く)
- リーディング(読む)
- リスニング(聞く)
- スピーキング(話す)
と4つに分けられていることが多いですよね。TOEICであれば、2つのセクションでリーディングとリスニングですね。
で、皆さんはこの中でどれが一番苦手ですか?
普通に中学・高校まで学校に通っていて、普通程度に英語に苦手意識を持っている方であれば、恐らく、、、リスニングとスピーキング辺りじゃないでしょうか?まあ当たり前ですよね。日本の学校教育の英語ってそもそもリスニングとスピーキングの勉強に重点置いてないですよね。苦手意識があるのは当たり前だと思います。
なので、大人になってからの英語の勉強というとまずはリスニングとスピーキングに手をだしがちですよね。
でも、これは間違っていると思います!間違っていると思うし、文法と単語ばかり教える日本の英語教育はむしろ良いと思います。
何故かと言うのは、後の説明で出てきます。まずは、先に先程挙げた4つ英語のスキルは大きく2つに分けられるという話をします。講演などで英語の話になると良く例に出すのですが、「冷蔵庫の食材」と「料理の腕前」です。
冷蔵庫の食材
まずは「冷蔵庫の食材」について話します。料理を作るときに使える材料が、「冷蔵庫の食材」です。これが、ライティング(書く)とリーディング(読む)になります。もう少し具体的に言うと、文法と語彙力ですね。
料理の腕前
「料理の腕前」は反対に、リスニング(聞く)とスピーキング(話す)です。
つまり、文法や語彙力と言った食材を使って、料理(会話)をするというイメージです。
ネイティブは生まれて一人前の英語を話せるようになるまで10年以上かかります。我々も同じ位の時間を英語圏で費やせば英語なんて自ずから身に付く筈ですが、そんな時間はありません。そこで必要なのが日本語の土台を利用して英語を組み立てる方法です。(語学学校の中には初学者から徹底して原語で教える流儀のところがありますが、効率の面からは疑問に思います)
別の言い方をすると、日本語を使った英語(文法や語彙)の勉強は、武術で言えば「型」を習うようなものです。型がしっかり出来ていればいる程、現地での「他流試合」で身に付くものも多くなるように思います。
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