アニメーションエイドってなんですか?

CGアニメーター向けすぐに使えるメモ15(タイミングとスペーシング)

海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。

みなさんはアニメーションを作るときに、タイミングとスペーシングという言葉を聞いたことがありますか?両方共アニメーションを作る上での”時間軸”に関するものですが、この違いを正確に理解してふたつを使いこなすことはアニメーターにとっては必須です。 今回は、、、

タイミングとスペーシングのについて知りたい、もしくはその2つの違いについて知りたい

という人のためにタイミングとスペーシングについてまとめてみたいと思います。

①タイミング

まずは、タイミングとは、ひとつのアクションが始まってから終わるまでの時間のことです。例えば、ボールがバウンドする動きがAのアニメーションが、10フレームかかったとして、Bのアニメーションが20フレームかかっていたら、Aの方が速くてBの方が遅い動きとなります。これがタイミングが違うということになります。

②スペーシング

それに対してスペーシングとは、スペース(間)の事を言います。つまり、一定のフレームの間の中の間の割り振りの事を言います。この間の割り振りが違うことをスペーシングが違うといいます。

MEMO
仮に5フレームのアニメーションがあったとします。同じ5フレームですが、この2つのアニメーションは、5フレームの間をどう割り振るか(スペーシング)が違います。

このふたつの車のアニメーションはタイミングが違うように見えますが、実はタイミングは、同じで、スペーシングだけが違います。このように、タイミングを変えずとも、スペーシングの変化だけで、これだけ見た目の印象は変わって見えます。

 

 

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