カリキュラムとクラスについて
カリキュラムに関してはとても具体的な話になってしまうので、僕の専門分野のCGアニメーションに限った話をします。
海外ではCGアニメーションはかなり体系的に論理的に学べるので、学校の授業だけでもルールや基礎知識の理解はしやすいです。
また、ある程度大きな学校だと有名なアニメーターが授業を担当していたりするので(AAUの場合はピクサーのアニメーターが教えているクラスもありました)それもかなり良かったです。
一方で日本の場合は、僕の印象としては良し悪しというより、方向性が海外とはかなり違うと思います。
具体的に言うと、日本の学校の場合はより実践に即しているようなカリキュラムの学校が多い印象です。
例えばアニメーションのクラスの場合はフリーでやられている外部講師の方が担当していたり、
チーム制作を通して実際の仕事と同じようなプロジェクトを組まれていたり、企業でのインターンの場が多かったり、そういう印象が強いです。
また、内容に関しても、CGアニメやゲームのアニメーションに特化したようなクラスを主軸にされている学校もあり、この辺りは海外だと学べない部分なのでやはり違いの一つになると思います。
カリキュラムを基準にして日本の学校か海外の学校か迷っている人は、このあたりを参考にしてみるといいかもしれないです。
有名な学校に行くべきか?
もう一つ有名な大学に行くべきか?という話ですが、僕はぶっちゃけどの学校でもカリキュラム的にはそんなに違いは無いと思います。
ただ、明らかに生徒作品や卒業後の進路に大きな差が出てくるのは、それは「学生の質が高いから」だと思います。
優秀な学生が集まる事でその学校の学生の質はかなり変わってきます。これは日本でも海外でも同じです。実際、優秀な学生が極端に集まっている世代というのがありますよね?
あれはやはり、優秀な学生によって、他の学生も彼らから学べて…というように広がっていくからだと思います。
そんな仲間と一緒に勉強出来たら楽しそうだし、本当にうまくなれそうですよね!
なので、有名な学校や大きい学校に行くというのは単純に人数という意味で分母が大きくなるで優秀な学生がいる可能性が高くなります。
そして、結果的にその学生から学ぶことも沢山あるので、自分も才能を伸ばせる可能性も高くなると思います。
オンラインスクール
そして、最後に学校に「行かない」オンラインスクールはどうでしょうか?
一番最初に「通えるなら絶対に通ったほうがいい」というお話をしました。
そのうえで、じゃあ「通えないなら」どうすればいいのか?というと、そこでオンラインスクールという選択肢が出てくると思います。
オンラインスクールのメリットとしては、自宅から受けられるのでとても手軽なことだと思います。
また、海外に行くのは厳しい…でも海外のクリエイターに教わりたい!海外の教育を受けたい!というひとにはかなり便利ですよね。
僕のおすすめとしては、将来海外で働きたいという人は、海外のオンラインスクールを英語で受けるのがいいと思います。
必要な英語も学べるし、ほとんどのオンラインスクールは仕事の流れと同じような流れで進んでいきます。(作品を作って、添削を受けて…みたいな流れです)
もう一つオンラインスクールの良いところは、僕らもそうですが、現役のクリエイターが教えている場合が多いので現役のプロのクリエイターから直接学びたい人には貴重な機会ですよね!
学校を決めるときはここを見よう!
最後に学校を決める時のおすすめの方法があります。
それは、今現在その学校に通っている生徒さんに連絡を取ってみることです。今はSNSで簡単に各学校の生徒さんと連絡が取れます。
学校の先生よりも、学生さんに聞いた方がいいですね。いい意味でも悪い意味でも本当にその学校が良い学校なのか?が見えてくると思います。
また個人的に作品を上げている人も結構いるので、そこで学校のレベルも何となく見えてきたりします。
卒業生でももちろんいいと思いますが、例えば僕の場合は卒業してからすでに5年くらい経っているので、クラスの雰囲気やカリキュラムも変わっている可能性があります。
出来れば現役の学生に聞いた方が信頼性の高い情報を得られると思います。
まとめ
今回はクリエイターになるために学校にいくべきか?というトピックで記事を書いて見ました。
今は簡単に情報が手に入る分、何が正しいのか?どうすれば一番いいのか?というのが分かりづらい時代だと思います。
でも、どの時代でもやはり優秀なクリエイターは自分で道を切り開いて来た方が多い印象です。
結局どんな学校に通っても一番大事なのはどれだけ作品作りにのめり込めるか?どれだけ情熱を注ぎこめるか?だと思います!
最後にまた改めてですが、あくまで僕の個人的な意見なのでそう思ってもらえたらと思います。
少しでもお役に立てていたらうれしいです。
では。
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