海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。
みなさん、ポーズを作る時シルエットという言葉を聞いたことがありますか?または、シルエットでどんな事を気をつけていますすか?
シルエットというのは、キャラクターの全身の輪郭内を黒く塗りつぶして縁取りした影絵みたいなものです。何が起こっているか観客に明確に伝えるために、シルエットだけで伝わるようにポーズを作る事はとても大事です。
今回はポーズが苦手、もっと伝わるように作りたい!という人のために、シルエットに関していくつか普段から考えている事をまとめてみます。
基本的には、体の外に腕や足を持って行くと、体の中心から離れるのでシルエットが分かりやすく出てきて理想的です。
次にネガティブスペースというものも覚えておきましょう。ネガティブスペースというのは、シルエットの間に出来る空間の事です。
MEMO
腕などが、シルエットの外に出ていない少し複雑なポーズでも、しっかりネガティブスペースを作ることによって、わかりやすいポーズを作ることが出来ます。ネガティブスペースによってポーズのわかりやすさは大きく変わってくるので、シルエットを考える時には、ネガティブスペースのことも常に考えるようにしましょう。 POINT
どうしても体の中に腕などが入ってしまうようなポーズの場合はどうすればいいでしょうか? 腕などが入ってしまうポーズの場合は、イメージとしてキャラクターの上半身など、体自体を下地にして、その中にシルエットを作るようにすると比較的わかりやすいポーズが作れます。
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