海外の映画スタジオでCGアニメーターをやっている若杉です。今回からしばらく、
知っておけばアニメーションに役立つ、中学で習う物理について
メモを書いていこうと思います。 今回は「てんびんの法則」というものの説明をしていきます。 てんびんの法則というのは、てんびんのつりあいをとるためには、重さと長さが関係してくるというものです。 正確には、重さ×(支点からの)長さが左右で同じであれば、つりあい(バランス)が取れるということです。
2㎝ × 5g=10㎝ × 1g となってつりあい(バランス)が取れます。ここでは特に支点からの距離が遠ければ遠いほど、重さが軽くてもバランスが取れてしまう、、、という所に注目しましょう。
これをアニメーションで応用すると、、、
支点は、足が地面についている位置から上に上げた部分になります。
そして、キャラクターの中で一番重いのは、キャラクターのデザインにもよりますが、やはり体の中心にある胴体の部分や頭だと思います。それに対して手足は軽くなると思いますが、その分長さがあります。なので、このポーズの場合は、胴体が左に寄っていますが、足を伸ばすことでバランスが取れています。
注意
逆に足を曲げるとバランスが崩れてしまいます。
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